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2019.01.31ママのジュエリー

 子供が生まれる前はジュエリーを楽しんでいたのに

しばらく着けていないうちに、どうやって着けたらいいのか

わからなくなっちゃった!

子供がいるのに、ジュエリーってどうやって使ってるの?

と、よくお客様から聞かれます。

 

今回は、「ママのジュエリー」について書きたいと思います。

 

子供が生まれ、

新生児のうちは子供を傷つけることがないよう、何も身に着けない日々。

 

保育園や幼稚園に入っても、子供が引っ張ってチェーンが切れたり、

舐められたりするのでネックレスはナシ。

ピアスも引っ張られると耳が危険にさらされるのでナシ。

大ぶりのリングも子供たちに傷をつける(またはリングが傷つけられる)のでナシ。

 

そのうち小学生になったものの

学校行事などで紺色の洋服を着て、せいぜいパールのピアスを着けて。

休日も子供たちがいるからジュエリーはもういらない!

という流れで、ほとんど何もつけなくなるのが日本のママ。

 

私自身も産休中はほとんど身に着けることがなかったのですが、

長女の産後5ヶ月で仕事=ジュエリーに復帰。

ママとは別のスイッチが入って、なんともいい気分になりました。

でもピアスは、スタッドのタイプですら娘に引っ張られ何度もなくしたのでナシ。

チェーンのネックレスも同様に引っ張られて壊れるのでナシ。

 

結果、当時の私がたどり着いた答えはクリップイヤリングでした。

子供に不意にとられてもすぐに外せるというだけではなく、

「ことば」を教えるのにとても役に立ったのです!

 

抱っこをしていると、ゆらゆらと揺れるキラキラが娘の視界に入ります。

娘はその物体にとても興味を持って、じーっと眺めたり、耳から外して手にしたり。

子供にとっては、抱っこされながら手にできる、しあわせな「おもちゃ」なのです。

 

すぐに返してほしいけど、騒ぐと困るので少しの間触らせておこうと放っていると、

「あお」「きいろ」「みどり」とか、「おはな」とか「むし」とか、

「きらきら」とか「しゃらしゃら」とか、「みみ」「ゆび」とか、なにやら呟いています。

 

私はPhilippe Ferrandisのイヤリングを毎日着けているのですが、

カラフルで、さまざまなモチーフを使ったイヤリングは子供にとっても刺激になることがたくさん。

娘はさまざまな言葉や表現をイヤリングから学び、色々なことに興味を持つようになりました。

 

 また、私が家に帰ると「宝物はきちんとしまわないとね」と

ジュエリーボックスにしまう様子を見て

大切なものをきちんとしまう習慣も身についたようです。

 

このことをパリに行った際に、

Servane Gaxotteのデザイナー、セルヴァンヌ(ドールのネックレスを作っています)に話すと、

「子供は何からでも学ぶから、ママになったからって好きなものをあきらめる必要はない。

チェーンを引っ張って壊してママが悲しくなれば、

その経験から子供はママを悲しませないようにしてはいけないことを知るし、

口に入れると冷たい、硬い、やわらかいなどの感触、食べていいものといけないものの区別も身につく。

ママが身に着けているものから多くを学び、自然とファッションのセンスも身につく。

ママがキレイにしていることは、食事を作るのと同じ。大事なママの役割なのよ。」

との言葉が返ってきました。

 

目からうろこでした。

その日から、セルヴァンヌのドールネックレスも解禁。

娘は私の胸についたドールをぐちゃぐちゃと触り、

時にはベロベロしてドレスによだれを付けたりしたけれど、

「おはよう」「げんき?」「ばいばい!」など話しかけ、お友達のように大切にしていました。

 

日本人にとって、ジュエリーは自分を飾るためのもの。

買ったままの状態でキレイに使いたい、というお客様はとても多いです。

それも確かにわかります!

 

ただ、

「ジュエリーについた傷も変わった色も、自分の歴史がそこに刻まれるからこそ、自分だけの宝物になる」という価値観、

「自分」や「歴史」を大切にするヨーロッパ人ならではの考え方に、私はものすごく共感します。

  

写真は、Servaneが長女を妊娠したことを告げたときに作ってくれた特別なネックレス。

マタニティーのローズが、

coincidenceのバラのロングネックレスをつけたピンクのドレスを着ています。

ドレスも、servaneが手描きしてくれた宝物。

 

まもなく小学生になる娘がたくさんよだれをつけたドレスも歴史をまとい、

いただいた時よりも美しくなりました。

チェーンやボディの色も、私は敢えて磨かないタイプなので、いい具合にエイジングされ、

長女と同じ6歳になろうとしています。

 

さあ、ママたち。

引き出しに眠っているジュエリーたちを起こしましょう!

 一緒に生活をし、なんと子育てまでしてくれるジュエリーたち。

愛着倍増必至です。